日曜現調

2015.12.20

今日は午前中、大津市南郷のお客様からの問合せを頂き、現地調査を行っています。

   
 
台風により吹き飛び消失したケラバ瓦。別の業者さんが応急処置を施してます。お疲れ様。

   
のし瓦の緊結法は一本の銅線を回し掛けただけの胴結び、数寄屋風建築や地域的に京都方面のアッサリした造りの家によく見られる緊結の仕方で、滋賀県のようなわりとコテコテした造りが多い地域には、この方法で巻くことは少ないです。

あちこちで、劣化に伴い切れていました。
 
屋根の状態は瓦自体の性能や劣化具合に取り分け問題無く、やはり毎回ブログに綴るように、大きな自然変象後の検査や定期補修の大切さでしょう。

   
お決まりパターン、昔の銅製谷樋も穴を開けた箇所が2箇所、確実に野地に雨水は進入しています。

 シックイの欠落や、勾配なりに負荷をかける壁のし瓦の欠落が目に付きます。

葺き土ごと取り替える締め直しが望ましいです。   
 
葺き替えをされる意思は無く、シックイの塗り付けを希望されており、全体の修繕工事に落ち着きそうです。年内直ぐにでも着工を希望されておられましたが、見積もまだですし、12月の多忙期という事情を説明し年明けの工事で了承頂きました。

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