京都市北区へ外部の調査に伺いました。

2020.02.17

途中の峠を抜け、高野川沿いを大原、土井の柴漬け本舗を過ぎて花園橋の交差点に出ます。

工事範囲が滋賀県は勿論、京都南エリア、西は西京区と広がり、昨年暮れから京都市内の葺き替え、改修案件が一気に増えたため、最近の私の現地調査の定番通勤ルートです。

今日の調査は金閣寺のほん手前、仏教大学の近くにある閑静な住宅街の一軒。

ここ数年、毎年近畿地方に被害をもたらした台風の影響も現れています。

京都は滋賀県ほど雪が積もらず、昔の京町家の垂木は総じて細いです。写真はマンサード屋根(屋根形状の呼称)のように、軒桁を支点に落ち込んでしまっています。非常に危険な状態ですので、一の母屋辺りまで瓦、野地を全て解体し、継垂木でも良いので古い垂木と入れ替えし無ければなりません。

竹垂木の庇に貼られた、昔の鉄板も錆びて継手から少しづつ雨漏れを起こしています。

古い京町屋は、このような竹垂木など粋で見る者の心を和ませる生粋の日本建築をあちこちで見られるので、調査をしていても非常に楽しく勉強になります!

そして帰りは同じく若狭路を北上、途中2回に1回は必ずこちら、、「味工房 志野」さんへ寄って、自家製のポン酢を買ったり、豆入り大福、おはぎ、ヨモギ餅などをいただきます。 なかでも椎茸の巻き寿司は素朴ながら周りの風景も相まって非常に美味しかったです。

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