大津市は唐橋の近く、すっかり珍しくなりましたが、赤色の瓦で葺かれた屋根の現状調査に伺いました。

瓦は現在は廃盤になった、塩焼瓦。

塩焼きというのは、焼成の途中で塩を投入して瓦を焼くもので、投入された食塩は熱で分解されガス状となりさらに水蒸気と反応し、酸化ナトリウムと塩化水素に分解されます。さらに酸化ナトリウムが粘土中の珪酸とアルミナと化合し、珪酸ナトリウムとなり、これが赤褐色のガラス状の皮膜となるのです。塩の投入は数回繰り返されます。これによって瓦は堅く焼きしまり、表面の光沢も増してきます。
  塩焼き瓦は丈夫なことに加えて、含水率が非常に低いので、凍害に強く、寒冷地へ向けての販路も広がりました。


スレート材やセメント材に比べれば高寿命なJ型瓦ですが、地球上にある万物には対応年数と言うものがあります。

素材には貫入を通り越した、亀裂ができ始めています。含水からの凍て現象が少しずつ進んだ結果の症状です。


平部の重なりは数十年の大気中を漂う砂埃や、大陸からの黄砂が蓄積し、これらの物質が台風や大雨の時に毛細管現象を誘発しいわゆる尻漏れを起こします。これらの症状は複合的な要因(流れの長さ、屋根の勾配、使用されている屋根材の形状 など)からの結果で、あるお宅だけが全ての条件が揃い、雨漏れ、、など雨漏れ原因究明は本当に奥が深いです。


近年の製品はオーバーフローを極力避けるため、重なり部(施工されたら見えない部分)にも技術の贅を尽くし、水返のダムを設けています。メーカーの技術者曰く、ダムの形状、長さ、位置などそれぞれ風洞実験でテストされて意味があるらしいです。


壁際の土井のし下の部分も漆喰が無くなりコケが蔓延っています。コケやカビなどが蔓延るのは、その部分が絶えず湿気ている証拠。雨水が内部へ侵入しやすい仲介者のような存在です。


湿式部分の漆喰も剥離欠落しています。

屋根の状態をトータルで判断し、報告書を作成します。

近年はインターネットが普及し、屋根業者だけても多数のホームページがありますが、インターネットで何でも検索出来るからこそ、最もらしい素材や理屈をあちこちから拾い集めたような物(者)も沢山おります。それを閲覧し吟味し、選ぶのはお客様、我々、一社)全日本瓦工事業連盟加盟している、県内数十業者は厚生労働大臣認定の一級資格や、屋根診断技士、屋根工事技士をほぼ全社で所持し常駐されております。

ここ滋賀県でも大した修行もせず、屋根に登って工事をしているヤカラなど蔓延っております。飾り付けだけの偽物には引っかからないように、弊社のこのブログを見られて調査などお考えの方は滋賀県瓦工事組合のホームページでも、各市町村の組合員を紹介しておりますので、屋根!外装!は間違い無い業者を選びましょう!

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